鼠頚(そけい)ヘルニア
鼠頚ヘルニア・・・あまり言いたくないが脱腸である。
私が生後1ヶ月の頃、発症手術した病気である。
勿論その時の事は覚えている訳ではない(笑)
なので、私の母の記憶を頼り書いて行こうと思う。
症状
腹膜から内蔵(腸や卵巣・卵管など)が突出
してしまう病気
鼠頚部(足の付け根・股の上)が腫れて、指で
押し込むと、引っ込む。
緊急性は無いが、外科的処置が必要。
ただし、ごくまれに飛び出した腸が締めつけられ、
腸閉塞を起こし腸が壊死してしまうことがある。
これが「嵌頓(かんとん)ヘルニア」と言い、
命に関わるので緊急手術が必要である。
原因
乳幼児の場合は先天性の疾患が殆ど。
私の場合、生後1ヶ月が経つ頃、鼠頚部に腫れがみられ
ミルクを殆ど吐き、泣き止まない事から小児科を受診
嵌頓を起こしている事が分かり緊急手術となった。
調べてみたら、私は腸が突出したのではなく、卵巣が
突出、壊死していたようだった。
手術で、壊死した方の卵巣を摘出した。
母の話では、後数時間遅かったら危なかったそうだ。
何がなんだか分からない内にわが子が緊急手術をうける・・・
母も冷静に事を見守る事は困難だったようだ。
その証拠に、私が何の病気で手術を受けたのか、今でも
あまり分かって居ないらしい・・・
未だに「何で脱腸の手術で卵巣をとったのかしら?」と
私に聞いてくるくらいだ(汗;
手術が終わりその後の入院生活は針のむしろだったと
母がよく言っていた。
夜泣きする私に「うるさい!」と怒鳴る患者
今想像しても、辛かったろうと思う。
しかし、母が辛かったのは、女の子なのに卵巣を失って
しまうなんて・・・1つは残っているとはいえ、妊娠できるのか?
など、色々悩んだそうである。
祖母にも1歳になるまでに患った臓器は一生患うから気をつけなさい
と言われて育った。
その言葉を裏付けるかのように、27歳の時、残りの卵巣も卵巣膿腫
になってしまった。
本来なら全摘出なのだが、既に片方取ってしまっているので、
医師に少しでも残して欲しいとお願いし、医師も開腹してみて
残せるようならば・・・と条件付で承諾してくれた。
状況によっては、諦めて下さいと言われたが、卵巣が無いと今後
妊娠も出来ないし、ホルモンバランスが崩れ、更年期障害が
起きると聞いていたので、それだけは避けたかった。
幸いにも膿腫の部分だけの摘出で済んだので、その後第3子、4子
と授かることが出来た。
産婦人科の看護士たちは「奇跡の仔」と読んで応援してくれた(笑)
もし、私と同じ病気の子を持ったママが子供の将来で悩んでいるなら
どうか、肩の力を抜いて欲しい。
私はたまたま運が良かっただけかもしれないが、もしかしたら、あなたの
お子さんも私のように4人の子の母になるかもしれないのだ・・・
そう、子供の将来なんてどうなるか分からないのだから・・・
病気を悲観して悩むよりも、我が子の無限の未来を見つめて行って
欲しいと思う。
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母の笑顔で子供は救われるのだから・・・

